羽咋市は、3月に閉校した旧余喜小(同市大町)を地域交流拠点に活用する計画で、施設整備や管理運営手法などについて、民間事業者を対象にサウンディング型市場調査を実施する。6月に参加者を募集し、個別対話を経て9月に調査結果を公表する。15日の市議会全員協議会で市側が報告した。
計画では、余喜小には学校周辺の余喜公民館と余喜スポーツセンターの機能が集約されるほか、多世代が集うイベントエリアや子どもの遊び場、カフェ・飲食スペースなどの導入が検討されている。市は地域住民とのワークショップを通じ、基本コンセプトを「YOROKOBIベース(喜びあふれる交流拠点)」とし、新たなにぎわい創出を目指している。
サウンディング型市場調査では、既存公民館とスポーツセンターを含めた利活用策や施設整備、管理運営に関する意見やアイデア、事業条件などを聴取する。市は調査結果を公表する9月以降に、再整備計画を具体化させていく。7月には公民館の一部機能を余喜小に移転する。
学校敷地内には築50年が経過している消防団第3分団車庫も移転新築される。