名古屋鉄道(名古屋市中村区名駅1ノ2ノ4)は、名古屋駅周辺の再開発事業について、対象エリア全体の基本設計に着手する考えを示した。同社のア裕樹社長が11日、2023年3月期の決算会見で明らかにした。今後、設計者を選定し、地権者の3社を交えた5社で詳細を詰める考え。
同事業は、名鉄百貨店本店本館から日本生命笹島ビルまでの約400b区間が対象。地権者の日本生命(大阪市中央区)と三井不動産(東京都中央区)、近畿日本鉄道(大阪市天王寺区)の3社が、名鉄とともに事業に参画している。この4社と設計者で、新築する駅ビルを含めたエリア全体の事業計画を協議する。24年度に事業の方向性を示す計画には、変更はないという。
提供:建通新聞社