愛媛県は、松山市との連携による北条地区の公営住宅集約化整備で「市営住宅新開団地」の2期工事に向け2023年度に実施設計を行う。上半期をめどに業務を委託する。順調なら24年度の1期工事の完了に合わせ工事を発注する。
第2期工事で整備する住棟は鉄筋コンクリート造8階建てで、56戸を見込む。また1期(鉄筋コンクリート造8階建て延べ4203平方b)の住棟と渡り廊下で結ぶとともに、外構なども整備する計画。
事業は公営住宅の共同整備と管理の効率化を目的に、松山市北条地区の老朽化が進んでいる県営鹿峰団地と市営住宅5団地を市営新開団地敷地内に集約(高層化)する県市連携事業。住棟建設は県が整備し、建て替え後は市が管理する。1期工事は建築主体を大和・愛媛・大進共同企業体(代表―大和コンストラクション)が担当するなど、24年6月30日工期で施工中。建設地は松山市北条辻807他の敷地約1万平方b。
県は23年度当初予算に2期工事の設計委託費などの事業費4326万円を確保している。2期工事の基本設計はシアテック(新居浜市)が担当した。
提供:建通新聞社