富山市管工事協同組合は11日、富山市の組合会館で第62回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選で、近藤秀樹理事長を再任した。
この日は組合員99人のうち、94人(出席54人、委任状および書面議決書40人)が出席。
冒頭、近藤理事長があいさつし、「深刻な課題である担い手確保と若手技能者の入職・定着については、引き続き地道な求人活動を行うとともに、1月末の異常なマイナス気温による凍結・漏水発生において、当組合の存在が市民へのアピールになったことを鑑み、今期より地域に根ざした顔の見える管工事業として、積極的にPR活動に取り組みイメージアップを図っていく。上下水道局から受注している事業は、当組合財政の基幹事業として安定した財源確保の面から、今後も皆さまの協力支援の下、しっかり事業の継続に傾注する」と述べた。
表彰式では、特別表彰として、山口剛氏(昭和工業)、従業員表彰で温井淳一氏(西田工務店)の功績をたたえた。
来賓から西田政司富山市上下水道事業管理者が、「水道は市民や企業活動に欠くことのできない重要なインフラ。施設を適切に維持管理していくには、組合員の確かな技術と豊富な経験が必要不可欠であり、これまでと変わらぬ尽力を賜りたい」と祝辞を述べた。
新規加入組合員であるジャパンシステムを紹介後、各議案を審議。2022年度事業報告と決算、23年度事業計画および収支予算などをいずれも承認。主な事業計画では関係官公庁への要望、地域活動への参画と管工事業のイメージアップ、共同受注事業の拡大、経営の合理化等に関する研修会への参加、各種技術資格取得に関わる講習会開催などに取り組む。
以下、理事長以外の役員(敬称略)。▽副理事長=小塚良一(小塚配管設備工業所)、山口剛(昭和工業)▽専務理事=石坂正明▽常務理事=嘉藤肇(鈴木工業)▽理事=西田康政(西田工業)、飛弾充(ヒダ)、藤木幸雄(藤木工業)、雨宮賢次(タイセツ)▽監事=朝山義之(アイワ創建)、嘉指充明(丸谷工業)▽相談役=藤川幸造