セントラルパークアネックス(名古屋市東区泉1ノ23ノ36)は、2021年に営業を終了した商業ビル「セントラルパークアネックスビル」の解体に5月15日から着手する。同社は跡地の再開発について「ある程度の見通しは立った」とした一方、詳細は「公表できるレベルにない」として回答を控えた。今後は大手デベロッパーの協力も得て、開発を進めるもようだ。
同ビルは鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上12階塔屋2階建て延べ1万7759平方b。1986年11月に開業した。
所在地は名古屋市中区錦3ノ5ノ4。用途地域は商業地域で、容積率1000%、建ぺい率80%。敷地は「コ」の字形の形状で、面積約2000平方b。「コ」の字の内側には別の地権者が保有する「桜錦ビルディング」が立地している。敷地の東側は久屋大通に面していることに加え、地下街を通じて市営地下鉄久屋大通駅に接続。一体での開発が進めば、再開発が進む栄エリアでも、有力な開発となりそうだ。
解体完了は24年9月末を予定。施工は大成建設中部支店(名古屋市中村区)が担当する。
提供:建通新聞社