神奈川県産業労働局は、再生可能エネルギーの導入や省エネルギーの促進など脱炭素社会の実現に向けた補助金のメニューをまとめ、受け付けを開始した。建設関係では、自家消費型再生可能エネルギーの導入に9億円を確保した。
県は2021年11月に「かながわ脱炭素ビジョン」を策定し、50年までに温室効果ガスについて6800d程度削減する目標を掲げている。実現策として「再生エネルギーの導入」「使用エネルギーの電化」「DXの推進による作業の効率化」を三つの柱としており、企業や家庭の取り組みを後押しする。
建設関連の主な補助は次の通り(@補助対象A補助額B予算額C申込期限)。
▽事業所などへの自家消費型再生可能エネルギーの導入―@発電設備(太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス)、蓄電池の設計・設備・工事の費用A発電出力1`h当たり6万円、最大1000万円。蓄電池は1台当たり15万円B9億0900万円C23年2月29日
▽中小工務店が施工するネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの導入―@工事の費用A50〜100万円B5000万円C12月28日
▽太陽光発電初期費用ゼロ(住宅用0円ソーラー)の促進―@太陽光発電の設計・設備・工事の費用A発電量1`h当たり5万円B9200万円C12月28日
▽既存住宅省エネルギー改修―@省エネ改修の材料費、工事費A補助率3分の1(上限15万円)B9000万円C12月28日
▽ガスコージェネレーションの導入―@ガスコージェネレーションシステムの設計・設備・工事の費用A補助率3分の1、上限1500万円B1500万円C12月28日
▽共同住宅用自家消費型太陽光発電の導入―@太陽光発電の設計・設備・工事の費用A発電量1`h当たり5万円、蓄電池は12万円B396万円C12月28日
提供:建通新聞社