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建通新聞社四国
2023/05/12

【徳島】石井町など新火葬場整備 PFI導入可能性調査へ 

 石井町、神山町、板野町の3町は、共同で計画する広域火葬場整備の事業手法ついて、PFI導入の可能性を探る「PFI等導入可能性調査業務」の委託先を一般競争入札で選定するため手続きを開始した。23日まで参加申請書の提出を受け付ける。設計金額は776万円。提出先は石井町総務課(郵送可)。入札は6月2日に同町役場で行う。
 主な入札参加資格は2013年度以降に火葬場のPFIなどの導入可能性調査業務やアドバイザリー業務を元請けとして受注・完了した実績があることなど。業務内容として▽前提条件の整理▽概略モデルプランの作成▽事業スキーム案の作成▽民間事業者ヒアリング▽VFM(Value for Money)の算定▽最適事業手法の判断―を求める。業務の履行期間は12月25日まで。
 22年度に地域経済研究所(大阪市中央区)でまとめた広域火葬場整備基本計画によると、民間事業者を活用した場合のスケジュール案では都市計画決定に1年、事業者の公募選定に1年、設計と建設に2カ年程度を要すると想定しており、都市計画決定からおおむね5年後の供用開始を目指したい考え。また、都市計画決定と並行して環境影響調査も実施する意向。概略事業費として整備費は24億3957万円(内訳は設計費1億4637万円、建設費20億1320万円、火葬炉設備費(火葬炉3基、動物炉1基)2億8000万円)と試算。この他に維持管理と運営費に年間5000万円を見込んでいる。
 建設予定地は石井町防災センター三郎広場(藍畑西覚円)から南西に入る町道沿い、石井町高原字平島622ノ1他の約1万1400平方b。候補地としてすでに選定した敷地で、基本計画では敷地面積を基に想定したモデルケースとして施設はおおむね平屋で、建築面積約3000平方b、駐車場約2400平方bなどとなっている。
提供:建通新聞社