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　大阪府と大阪市は８日、２０２５年大阪・関西万博に出展する大阪パビリオンの前に、水産養殖と水耕栽培を組み合わせた循環型生産システム「アクアポニックス」を設置すると発表。整備費用として３億円を寄付した大阪市内の前田葉子さん（80）に対して、大阪市の横山英幸市長が感謝状を手渡した。
　「アクアポニックス」は直径約７�bの透明な球体。球体内に住む養殖魚のフンを微生物に分解させ、その養分を植物が吸収。植物が成長することで水を浄化して魚にとって快適な環境を保つ仕組みだ。自然界の縮図としてサステナブルを体現する地球にやさしい究極の循環型農業を実現する。
　設置場所は大阪ヘルスケアパビリオンの正面となる。今後、大阪公立大学植物工場研究センターに協力を仰ぎ、具体化していく。
　横山市長は、「大阪ヘルスパビリオンのテーマにふさわしい。成功に向けて全力で取り組んでいきたい」と話した。