県道茂原・白子バイパス建設促進期成同盟会ほか6団体の総会が10日、茂原市内の真名カントリークラブ2階バンケットルーム「むくげ」で開催された。それぞれ、2023年度事業計画などの議案が承認された。県道茂原・白子バイパス建設促進期成同盟会の総会では、会長の田中豊彦・茂原市長が「県道茂原・白子バイパスは、九十九里海岸へのアクセス道路としての機能だけではなく、災害時の緊急輸送道路の役割もあるため、極めて重要な路線」との見方を示し、「建設の必要性を関係機関に強く訴え、予算の増額を要望する。また、開通目標の前倒しを目指し、スピード感を持って整備を推進する」と意気込んだ。
来賓あいさつに立った酒井茂英・県議会議員(自由民主党千葉県支部連合会)は、「22年度までの整備進捗率が26・6%であることを重く受け止めている」との認識を示し、「計画の段取りを丁寧に進め、早期の整備完了に向けて要望活動に注力する」と話した。また、齊藤博美・県県土整備部道路整備課長は、全体計画延長9・9kmのうち、白子町側の4工区延長2・1kmから整備を進めていると説明し、「4工区は、白子町側から1・1kmの整備が完了した。残る1kmの整備を着実に進めていく」と述べた。23年度の事業計画では、総会・幹事会および道路関係団体合同による研修会、道路整備事業の促進・啓発活動などを行うとした。
東金・茂原・木更津間首都圏中央連絡自動車道建設促進協議会の総会においては、来賓の小島昌希・千葉国道事務所長が首都圏中央連絡自動車道の整備状況について説明。未開通区間に関して「大栄ジャンクション(JCT)から松尾横芝インターチェンジ(IC)までの一日も早い開通に向け、整備を進めていく」と話し、「開通後には、東金JCTから木更津東ICの交通量増加やストック効果が見込まれる」との見解を示した。23年度の事業計画は、総会・幹事会の開催、道路関係団体合同による研修会の実施、4車線化を目指した道路整備事業の促進等の要望活動など。
一宮流域治水環境対策協議会の総会で、来賓あいさつに立った佐藤通夫・県県土整備部河川整備副課長が二級河川一宮川水系河川の整備状況について説明し、「今後は一宮川水系流域治水マスタープランを策定し、着実に事業を進め、29年度の整備完了を目指す」と意気込んだ。23年度は、流出抑制対策の推進、河川改修事業の促進等の要望活動、水防に資する事業などに取り組むこととした。
千葉県道路協会長生支部の通常総会では、23年度の事業計画について説明し、交通安全施設の整備促進、道路改良の促進、関係機関との連携の促進、道路愛護の奨励指導および表彰の実施、美化運動の推進などに取り組む。
千葉県河川協会長生支部の通常総会において、23年度の事業計画を説明。河川改修事業の促進等の要望活動、各市町村等の行う事業の推進などの取り組みを行う。
そのほか、長生郡市土木行政推進協議会、長生郡地籍調査推進協議会が開催された。