石川北部アール・ディ・エフ広域処理組合は26日、「石川北部RDFセンター解体工事発注図書作成業務委託」の指名競争入札を開札する。業務では解体に向けた設計や整備スケジュールを固め、概算事業費を算出する。
石川北部RDFセンター(志賀町矢駄)は、ごみ固形化燃料(RDF)を焼却、発電する施設として2003年3月に本格稼働し、22年度末で事業が廃止された。組合は今後の施設の有効活用が難しいと判断し、取り壊す。
解体されるのは専焼炉2基を備える工場棟(S・RC造4階建て延べ1万800・5平方メートル)と、管理棟(RC造2階建て延べ1912・89平方メートル)。スラグ貯蔵棟は取り壊さず倉庫として活用する予定。敷地面積は約8・7ヘクタール。発注図書作成業務の履行期間は来年3月15日までで、来年度に費用の精査などを行い、着工に備える。
当初計画では、25年度の着工、27年3月の解体撤去を目指していたが、羽咋郡市広域圏事務組合の新ごみ焼却施設の完成が半年程度遅れる見通しとなったため、解体スケジュールもずれ込むとみられる。組合は工事完了に合わせ解散する。