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建通新聞社(中部)
2023/05/10

【愛知】名市大キャンパス再編 きょうWTO公告

 名古屋市立大学は、滝子キャンパス・田辺通キャンパスの施設再編整備で基本・実施設計に着手する。これに先立ち5月10日、2件の公募型プロポーザルの手続きを開始する。交付申請書・参加表明書の受付期限は5月24日、企画提案書の提出期間は6月12〜19日。7月6日のヒアリングを経て、優先交渉権者を特定する予定だ。2件ともWTO政府調達協定の対象案件。契約上限金額は、滝子キャンパスが4億6253万6800円、田辺通キャンパスは3億2092万1700円(いずれも税込み)。
 参加資格は、単体またはJV。延べ床面積5000平方b以上の大学の実施設計実績を求める。
 両キャンパス再編整備では、計3棟、延べ床面積3万3300平方bの新棟を建設する計画。基本・実施設計は25年1月31日までにまとめる。工事は25〜26年度に進めるスケジュールが見込まれる。
 滝子キャンパスでは、新棟を2棟、田辺通キャンパスは新棟1棟と増築1棟の整備を計画。
 滝子キャンパスは、新棟1が延べ床面積約1万4400平方b、新棟2が同約7600平方b。新棟1は、経済学研究科・経済学部、データサイエンス学部が使用する研究室・実験室の他、全学共用教室、地域利用も想定した食堂、大学事務機能などを配置する。新棟2は、地域利用も想定した図書館、学生の多目的な活動を支援するスペースなどを機能に盛り込む計画。
 場所は瑞穂区瑞穂町山の畑1。
 田辺通キャンパスは、延べ床面積約1万1300平方bの新棟を建設する他、既存食堂を約350平方b増築する方針。新棟には、理学研究科・総合生命理学部の研究室・実験室、薬学・理学の研究科・学部が共同利用する教室、大学事務機能などを配置する。食堂の増築は、総合生命理学部移転による学生・教職員の増加に対応するとともに、地域利用も想定した食堂の拡張を行う。
 場所は瑞穂区田辺通3ノ1。
 プロポーザル事務局は施設企画課(滝子キャンパス1号館4階) 電話052(872)5328。


提供:建通新聞社