国土交通省土佐国道事務所は、四国8の字ネットワークの一部を構成する地域高規格道路「安芸道路」の整備として、安芸トンネル工事の一般競争入札を順調なら9月に公告する。発注規模は50億円以上を見込んでおり、WTO政府調達協定の対象案件となっている。工期は約42カ月。
トンネル延長は安芸市西浜から黒鳥までの1126b。全幅は12bで、車道部3・5b×2車線と路側1・75b×2、中央分離帯1・5bを想定している。
主要建設資材の需要見込み量は生コンクリートが約2万3000立方b、セメントが約3000d、砂が約8000立方b、砕石が約5000立方b、鋼材のうち棒鋼が約400d、支保が約1000dとなっている。
施工者選定に当たって段階選抜方式、余裕期間制度(発注者指定型)、完全週休2日試行工事(現場閉所)、BIM/CIM活用工事(発注者指定型)を適用し、入札参加資格に同種工事実績要件を含める。
安芸道路は安芸市伊尾木の安芸東インターチェンジ(IC)から同市馬ノ丁の安芸西ICまでの延長5・8`、幅員12bの2車線道路。市街地の北部を通り、途中の同市消防防災センター付近に安芸中ICを設置する。安芸トンネルは、安芸西ICと安芸中ICを結ぶ区間で、下部工整備などが進む黒鳥高架橋に隣接する。
提供:建通新聞社