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日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/05/08

【埼玉】さいたま市測量設計業協会 市職員研修に講師派遣

 さいたま市測量設計業協会(下平栄男会長)は27日、さいたま市の技術職員研修へ講師を派遣し、市の技術系職員に路線測量と用地測量の基本や実務に関わる内容を指導した。
 この研修は、技術職員を対象に技術力の向上を図ることを目的に、事業計画を策定するための基礎資料となる測量業務の重要性を認識し、実際の作業を理解するために開いているもので、今回が16回目。
 研修に先立ち、さいたま市技術管理課の竹越義倫課長は「大学では講義が中心で、測量実習などは卒業してから実践で学ぶことも多いと思う。設計等はコンサル会社が作成するが、チェックするのは皆さんの仕事。その時に測量機材を抱えて現場で確認することもあるかと思う。本日の研修で学んで、職場に戻り役立ててほしい」と有意義な研修となるよう期待。下平会長は「きょうは実際に機械を使って作業の体験をしていただく。路線測量と用地測量に分かれ、講師もわかりやすく指導する」と呼びかけた。
 研修は、見沼区にある市の職員研修センターで実施。初級研修は昨年10月以降に採用された37人が5班に分かれて路線測量と用地測量を体験。上級研修は土木系技術職員16人が参加し、ICTを活用した測量に関する最新動向に理解を深めた。講師は、初級の路線測量が中央測地、東新測量設計、北関東設計測量、宮原設計測量の4社。初級の用地測量はフジ測地、共進調査設計の2社が務めた。上級は久永と福井コンピュータが担当した。