全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　国土交通省香川河川国道事務所は、国道11号本山橋（三豊市〜観音寺市）の架け替えに新規着手する。既に委託している業務に架け替えに向けた調査設計を追加契約する見込み。豊中観音寺拡幅の一環で、現道上流部に架設中の橋梁が完成後に交通を切り替え、現橋梁を撤去し、新橋梁の架設に取り掛かる。
　架け替える新橋梁の概要は、橋長１６５�b（４径間）、全幅11�b。観音寺から高松方面への上り線で片側２車線を確保し、幅３・５�bの歩道も設置する。上流部には同規模の橋梁を架設中で、架け替え完了後に下り線となる。上下線を合わせた有効幅員は29�b。
　現橋梁は建設から71年が経過し、老朽化による損傷が進み、下部工の耐震性能も不足している。また支間長が短く治水上の課題もあるため、有識者で構成する技術検討委員会を開き、橋梁架け替えが妥当であるとまとめていた。施工場所は三豊市豊中町本山〜観音寺市本大町。
　豊中観音寺拡幅は交通渋滞の緩和や交通安全の確保、高松自動車道のさぬき豊中インターチェンジ（ＩＣ）のアクセス性向上を目的に２車線から４車線への拡幅を進める事業。延長４・６�`を４工区に分け事業を進めており、先行してさぬき豊中ＩＣ入口交差点から本山小学校前までの延長１・３�`が４月26日に供用開始した。現在はこれに続く３工区の拡幅工事を進めており、本大南交差点までの延長１・０�`で改良工事などを行う。本山橋の架け替えもこの区間に該当する。
　笠田小学校前からさぬき豊中ＩＣ入口交差点までの１工区（延長０・９�`）と本大南交差点から植田町原交差点までの４工区（延長１・４�`）については用地交渉を進めている。終点部は今後建設が進められる高松自動車道の観音寺スマートＩＣ（仮称）にアクセスする。