美作市は、総事業費約40億円を投じる新庁舎建設工事について、総合評価落札方式の事後審査型一般競争入札(条件付き)を公告した。建築と設備を一括して契約する。参加表明を5月26日まで受け付け、6月14日に開札、市議会6月定例会の議決を経て本契約する。工期は2024年10月末。
3者構成のJVを対象とする。資格要件は、第1構成員(代表者)が建築一式工事の経営事項審査結果の総合評定値が1200点以上で、延べ床面積5000平方b以上の新築(増築)工事実績を2件以上有することなど。第2構成員は、建築一式工事の総合評定値が1050点以上、第3構成員は同じく800点以上とする。
庁舎は庁舎棟と付属棟(車庫他5棟)で構成、規模は庁舎棟が鉄筋コンクリート造2階建て延べ7223平方b、付属棟が木造平屋、アルミ造平屋(駐輪場)などで延べ床面積541平方b。庁舎内は間仕切りをなくして、開放的で多様な使い方ができる空間とし、将来的に庁舎以外の利用ができるようにする考え。
建設地は美作市北山地内の農地で、敷地面積は1万3351平方b。造成工事に着手したばかりで、8月から庁舎の建築工事に取りかかる予定。
同事業は本庁舎、防災公園、文化センターを一体的に整備する大規模開発で、市民の安全・安心につながる施設を目指す。庁舎建設後、25年度以降に残りの防災公園の整備に着手し、およそ10年かけて防災拠点を構築する。
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提供:建通新聞社」