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建通新聞社
2023/04/28

【大阪】2025年日本国際博覧会協会 中国と正式契約 

 2025年日本国際博覧会協会は、4月27日に咲洲庁舎で中国政府と公式参加契約を結んだ。中国を代表して、陳列区域政府代表で中国国際貿易促進委員会副会長の張慎峰(チャンシェンフォン)氏は、「日本は1970年にアジアで初めて万国博覧会を主催した、豊富な経験を持っている。日本と国際社会が共に協力し、楽しく調和のとれた素晴らしい博覧会となることを期待している」と語った。
 中国は、「自主建設のパビリオン」として参加。パビリオンのテーマを『人類と自然生命共同体の構築、グリーン発展の未来社会』と発表、今回初めて外観デザインを公開した。伝統的な中国の巻物をイメージした外観は、中華文明の自然と共存する理念を表現している。
 石毛博行事務総長は、「中国との参加契約を無事締結できたことは大変うれしい」と歓迎するとともに、「万博会場には大きな大屋根のリングがあり、その内側に各国のパビリオンが建つ。その中で巻物をイメージした中国パビリオンは大屋根と調和し、来場者にとって注目のパビリオンになると確信した」と語った。
 その上で、4月13日に岸田文雄首相も参加して開かれた起工式について触れるとともに、会場の建設工事が本格化していく中で、今回の契約を期に、中国パビリオンの建設が順調かつ加速的に進むことに期待感を示した。
 博覧会協会は、4月25日にアメリカ政府とも正式契約を締結した。同国はパビリオンのテーマを『イマジン』とし、月への旅やアメリカでの生活など、環境に入り込んだ体験ができるものにしたいとしている。
 参加契約に調印したのは中国で22カ国目となる。