日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/04/27
【埼玉】埼玉建築設計監理協会/第23回卒業設計コンクール/大野県知事が会場を視察、受賞者と記念撮影
埼玉建築設計監理協会が主催する第23回卒業設計コンクールの会場へ24日、大野元裕県知事が視察に訪れた。当日は県知事賞を受賞した宮本早紀さんをはじめ4人の受賞者が会場へ集まり、作品の趣旨や込めた想いを大野知事へ伝えた。最後は大野知事が建設業界の未来を担う受賞者らへ激励の言葉をかけ、笑顔で記念撮影を行った。
同コンクールには、9大学から計29の作品が出展。23日に行った審査の結果、県知事賞には北本市の神社を多世代が交流する場として活用する宮本早紀さんの作品が選ばれている。大野知事は作品の説明を受けた後、4月からさいたま市の職員として働く宮本さんに「さいたま市はこれから大きく変わっていく。あなたの力を発揮できる場所がある」と期待を込めて表彰状を手渡した。
大野知事は続けて、浮遊鉄道を題材に新たな都市計画を提案する高波晴夏さん(準埼玉賞)、現代技術により原始的な人工林の再生を目指す平原朱莉さん(特別審査委員賞)、JR山手線を主軸に据え擁壁更新を通じて建築・土木・環境の改善を狙う馬場琉斗さん(埼玉建築設計監理協会)など、受賞者が多様な視点から制作した作品を視察。受賞者らの説明を受けた大野知事は「面白い発想が多い」と感嘆した様子を見せた。