高知県教育委員会は、高知追手前高校本館の長寿命化改修を予定しており、順調なら11月に1期工事の一般競争入札を公告する。2023年度当初には小津高校本館(記念建物)の長寿命化改修も合わせ工事費1億4101万円を計上した。24年度までの債務負担行為では、追手前高校の工事費と監理委託料を合わせた限度額6億4945万円を設定している。
本館の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ5412平方bで、1930年に建築された時計台のある校舎。長寿命化改修では、外壁の劣化箇所の補修や塗り直し、外部建具の改修、トイレの乾式化と間取り変更、教室や廊下の劣化箇所の補修や塗り直し、防火区画の改修、キュービクル嵩上げ台の新設などを計画している。
1期工事では本館の西半分の改修とエレベーター棟増築に向けた書庫棟(同造2階建て延べ167平方b)の解体を実施する。2期工事では残る東半分の改修とバリアフリー対応のためにエレベーター棟を増築する。規模は同造3階建て延べ288平方b程度で、多目的トイレや会議室、倉庫も備える。1期完了後早期の着工を目指す。
所在地は高知市追手筋2ノ2ノ10。設計は上田建築事務所(高知市)が担当した。
提供:建通新聞社