北陸地方整備局は、2023年度予算に31億円(福島県分を含む)が配分された一般国道289号八十里越事業について、塩野渕地区や叶津地区の改良工事、橋梁工事を推進し、早期全線開通に向けて、事業の着実な進ちょくを図る。
一般国道289号の新潟・福島県境における通行不能区間の解消を目的とした、三条市塩野渕から福島県南会津郡只見町に至る延長11・8キロの道路事業。通行不能区間の解消、救急医療施設へのアクセス向上、周遊性の向上による観光振興、物流の効率化による地域産業の支援が期待されている。
23年度工事発注見通しによると、関連工事として工事発注規模3億円以上6億8000万円未満で▽国道289号1号橋梁耐震補強工事▽国道289号トンネル坑門工外工事―の2件、2億円以上3億円未満で▽国道289号8一9号トンネル非常警報設備設置工事▽国道289号8一9号トンネルラジオ再放送設備設置工事▽国道289号駐車帯整備工事―の3件、1億円以上2億円未満で▽国道289号10一11号トンネル非常警報設備設置工事▽国道289号1一2号トンネル非常警報設備設置工事▽国道289号5一6号トンネル非常警報設備設置工事▽国道289号7号トンネル非常警報設備設置工事▽国道289号7号トンネル舗装工事▽国道289号大麻平整備工事―の6件の発注が予定。