北陸地方整備局黒部河川事務所は2023年度、下新川海岸における海岸保全施設整備事業に6億1700万円を投じて、入善町神子沢〜朝日町東草野地区で離岸堤や人工リーフ改良などを推進する。
工事発注見通し(4月分)には▽東草野人工リーフ(No.218)改良その2工事 捨石工一式、本体ブロック運搬据付一式、既設コンクリートブロック撤去一式 1億円以上2億円未満▽R5下新川海岸ブロック製作その1工事 コンクリートブロック製作一式 6000万円以上1億円未満▽R5下新川海岸ブロック製作その2工事 コンクリートブロック製作一式 6000万円以上1億円未満▽R5下新川海岸ブロック製作その3工事 コンクリートブロック製作一式 6000万円以上1億円未満−が盛り込まれ、第2〜3四半期に順次発注する。
業務では「R5下新川海岸保全対策計画検討業務」「R5下新川海岸高波予測検討業務」「下新川海岸保全施設詳細設計業務」「R5下新川海岸深浅測量業務」を第1〜2四半期に随時発注していく。
同事業では、越波による浸水被害防止のための副離岸堤の新設、離岸堤の補強を継続的に実施している。ハード・ソフト一体の治水対策である「流域治水」を進めるため、氾濫をできるだけ防ぐ、減らすための対策として海岸保全施設の整備を推進する。総事業費は約1031億円で、事業期間は42年度まで。