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建設新聞社
2023/04/26

【東北・岩手】樋下&タイキが矢巾町藤沢地区に大規模複合開発PJ

 樋下&タイキ(盛岡市菜園1の11の4 藤井義弘代表)は、岩手県矢巾町の約11万平方bを開発し、商業施設、医療施設、共同住宅、住宅地などを整備する「大規模複合開発プロジェクト」を計画。25日に現地で安全祈願祭を執り行った。造成は樋下建設が行う。
 整備用地は、岩手医科大学附属病院や県立療育センターなどの近接地となる矢巾町藤沢第3地割ほか地内。敷地面積は全体で10万9050・29平方b。
 敷地は3工区に分かれ、1工区(5万8886・02平方b)には商業施設を建設。橋市(盛岡市盛岡駅前北通り7の17 谷藤大樹代表取締役社長)がテナントを誘致し、南側には主にスーパー、日用品などの大型店舗3棟の立地が決まっている。この3棟の設計・施工は大和ハウス工業が担当する。北側のテナントは現時点では未定。
 2工区(3万1564・79平方b)は医療施設1棟、最大3階建てのマンション2〜3棟、フィットネスクラブやスイミングスクールのスポーツ施設1棟を整備。3工区(1万8599・46平方b)は戸建て80戸の住宅地とし、生活サービス施設を集約することで利用しやすいコンパクトなまちづくりを誘導する。
 敷地全体の造成設計は日開、施工は樋下建設が担当。建物を除く造成や開発行為に係る費用などは約30億円。
 造成は1工区が24年6月、2工区が同12月、3工区が25年7月の完成を見込む。
 式典には関係者約40人が出席。来賓の橋昌造矢巾町長が鎌入れ、岩手中央農業協同組合の浅沼清一代表理事組合長が鍬入れ、樋下建設の樋下光取締役社長が鋤入れし、関係者が玉串を捧げ安全を祈願した。
 藤井代表は「工事完了まで事故のないように十分に注意し、特に小学校と隣接しているため児童の安全を守り工事を進める」と語った。

 提供:建設新聞社