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　富山県建設業協会は、４月１０・１１日に開いた２０２３年度「合同社員研修会」の参加者アンケート結果を公表した。
　同研修会は、今春入社の新入社員らを対象に実施したもので、参加した県建設業協会３３社８０人、富山電業協会２社６人の計３５社８６人にアンケート調査したもの。
　各質問に対する回答率を見ると、まず、建設業界を選んだ理由（回答２つまで）では、「地域社会に役立つ仕事」が２９・１％でトップ。次いで、「ものづくりが面白そう」が１８・６％、「建設系学科だから」が１７・４％、「自分の作ったものが後世に残る」が１６・３％で続いた。
　今の会社を知ったきっかけ（回答２つまで）については、「現場見学会」が２７・９％で最も多く、次いで「合同企業説明会」が２４・４％、「インターシップ」が２０・９％、「学校への求人」と「先輩などの紹介」が１６・３％だった。
　また、今の会社に入社を決めた理由（回答２つまで）では、「セミナーや説明会の内容や印象」が３３・７％で首位。以下、「給与・待遇」と「勤務地・所在地」がそれぞれ２０・９％、「先輩社員の様子や対応」が１９・８％、「休暇・休日」と「やりたい仕事ができる」が各１２・８％の順。
　一方、仕事をする上で重視すること（回答２つまで）では、回答率が高い順に、「やりがいを感じられる」が４４・２％、「自分が成長できる」が２７・９％、「免許や資格を得られる」が２６・７％となった。
　これから社会人生活を送る上で不安なこと（回答２つまで）は、「仕事内容を覚えられるか」が４３・０％で最多となり、以下は「技術や知識、資格を習得できるか」が３８・４％、「職場の人間関係」が２０・９％、「仕事で失敗しないか」が１９・８％の順。
　今後の社会人生活のために強化していきたいと思うこと（回答２つまで）では、「コミュニケーション力」５４・７％と「専門知識・技術」５１・２％が高い回答率を占め、「チャレンジ精神」が２３・３％で続いた。
　会社に期待すること、望むことでは、「週休２日制の徹底、残業の削減」、「休日を増やしてほしい」など計５人のほか、「物価が上がっており、給与も上げてほしい」、「資格取得で給与が上がるのを期待している」、「働きやすい人間関係の構築」、「社内の良い雰囲気」、「資格取得の支援」、「女性でも働きやすい環境を作って欲しい」の意見が挙がった。