勝山建設業会(斎藤清一郎会長)は21日、通常総会を勝山市滝波町のJA福井県勝山中支店で開催した。2022年度事業報告・決算および23年度事業計画・予算案を審議の上、原案の通り可決したほか、役員改選では斎藤会長(66)を5期目再任した。
冒頭、斎藤会長は、昨年8月の集中豪雨により、勝山市は河川を中心に大きな被害を受け、今も会員が災害復旧工事に熱心に取り組んでいるとした上で「勝山市には今年度、総合評価の中で、災害の応急復旧工事の実績に応じて、加点してもらえることとなった。また、福井県には除雪の単価を上げていただくなど、我々業界にいろいろと力を貸してもらっている。人手不足で厳しい状況が続く中、会員相互が協力し、一致団結して望んでいかなければならない」とあいさつした。
23年度の事業計画では(1)会員相互の道義の高揚と連携強化▽協調と団結を礎とした組織の強化と活性化(2)公共事業の増額確保のための積極的な活動の展開▽国、県、市に対する積極的な要望(会員への受注機会の確保・拡大、地元業者の優遇策と育成、入札参加条件等の緩和)▽災害個所調査の実施(3)労働災害防止と労務福祉対策の実施▽雇用環境の整備・改善の促進▽工事現場の災害安全パトロール(4)経営基盤の強化と環境変化への対応▽総合評価落札方式等新入札制度への対応▽適正価格での受注の確保▽少子・高齢化に対応した現場技術者の確保と育成▽各種研修事業の実施―などを打ち出した。
新役員の方々(敬称略)
■会長
斎藤清一郎 タイセー
■副会長
斎藤勝彦 サイト建設
斎藤恵児 足立建設
■理事
西出智也 西出建設
横井敬典 横井建設
今井克己 グリーン開発
足立心吾 豊栄建設
和田晃幸 大北久保建設
坪内翔二朗 坪内建設
■監事
北川賢一 北八建設