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建設経済新聞社
2023/04/25

【京都】国立京都国際会館展示施設(U期) 延4860u、12月頃着工へ 工事はWTO対象で3件予定

 近畿地方整備局は、京都市左京区で国立京都国際会館展示施設(U期)に工事着手する。12月20日頃の着工に向け準備を進める。
 国立京都国際会館の展示施設増築については、国土交通省が令和3年度に新規事業化、約52億円を投入する計画。新規事業採択時評価の試算によると、初期費用として建設費(合計)は51億8674万2000円を見込む。計画建物に約48億円、関連改修に約4億円。
 令和5年度当初予算には国立京都国際会館展示施設(U期)に10億2100万円を計上した。
 近畿地整は、京都市左京区岩倉大鷺町422の風致地区第2種地域において、国立京都国際会館T期施設の北側隣接地に増築し拡張する。規模はSRC造2階建、延4860・69u(建築面積3983・24u)。建築物の高さは15・26m。
 近畿地整の令和5年度発注見通しにはWTO政府調達協定対象の関連工事3件を盛り込んだ。それぞれ第3四半期に入札する。
 国立京都国際会館展示施設増築等建築工事の概要は展示施設SRC−2、4885u、増築1棟・展示施設(既存部分)改修一式、工作物・新設3ヵ所、外構改修一式、電気設備工事、機械設備改設一式(先行工事)。工期は約26ヵ月。工事発注規模は30億円以上50億円未満。
 国立京都国際会館展示施設増築等機械設備工事の概要は展示施設SRC−2、4885u、機械設備工事新設一式、展示施設(既存部分)・既存各設備改設一式。工期は約24ヵ月。工事発注規模は6億8000万円以上10億円未満。
 国立京都国際会館展示施設増築等電気設備工事の概要は展示施設SRC−2、4885u、電気設備新設一式、構内配電、構内通信線路改設一式、既存電話設部設備改設一式。工期は約26ヵ月。工事発注規模は6億8000万円以上10億円未満。
 12月20日頃に着工し、令和8年2月20日頃の完成予定。
 U期計画に伴い、既存第1駐車場205台が50台に減るため、第3駐車場に150台分のスペースを確保、樹木を移植し車両出入口を新設する。
 国立京都国際会館展示施設増築設計業務は日建設計一級建築士事務所(大阪市中央区)。