香川県と県内市町の2023年度当初予算(一般会計分)に盛り込まれた投資的経費の総額は1183億4225万円で、前年度と比べて13・1%増加した。県の投資的経費は580億3500万円で、県立アリーナ整備の本格化や、長柄ダム事業、五名ダム事業などにより4年ぶりに増加となった。市町の総額は603億0725万円で、22・1%増だった。
市町では、高松市は市長選挙を控えた骨格編成であるものの「喫緊の行政課題に対応するため過去最大」の一般会計1689億円を計上し、投資的経費も38・0%増となった。文化芸術ホール改修事業に38億7117万円、高松第一高等学校校舎など改築事業に24億1535万円などを盛り込んだ。
丸亀市は学校教育施設の老朽化対策や新市民会館整備などを背景に、投資的経費は57・8%増の129億2711万円となった。
小豆島町の投資的経費は140・0%増の29億1837万円で、坂手港観光振興ターミナル新設など小豆島・坂手港観光拠点施設整備事業に15億8088万円を投入する。
琴平町はヴィスポことひらの施設改修の設計委託料371万円・同工事費3791万円、橋梁維持修繕事業で平松橋など3橋を対象にした設計委託料に451万円・同工事費1760万円を計上するなど投資的経費は55・6%増の2億1506万円となっている。
一方、善通寺市は新庁舎が完成したことなどから投資的経費は61・6%減の5億0012万円、坂出市は学校給食センター整備や市立体育館改修事業などが完了したことから39・0%減の26億6686万円となった
提供:建通新聞社