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建通新聞社(岡山)
2023/04/24

【岡山】高梁市 新消防庁舎建設 5月中旬にも予備指名

  高梁市は、新消防庁舎建設の建築工事について、2〜3者構成の共同企業体(JV)による指名競争入札で施工者を選定する。JVの第1構成員は岡山県内に、第2構成員は市内に主な拠点を置く企業が対象で、特定JVを結成するための予備指名を5月中旬にも行う。指名業者数は未確定。
 予備指名後、1カ月以内にJVを結成し、6月中旬までに本指名を行い、7月初旬に入札を執行する。臨時議会を開き承認した後、契約から着工となる運びだ。
 また、電気設備と機械設備については、単独指名により6月中旬にそれぞれ工事を発注する。
 現消防庁舎は1971年に建設され、建物全体の老朽化や非耐震化に加え、手狭な執務スペースや訓練場、女性用施設設備の未整備などの諸問題を抱えているため、別用地で建て替えることが決まっている。建設地は高梁日新高校グラウンドの西側用地(市有地)で、現在は、既設建物の撤去を終えた更地の状態。敷地面積は4283平方b。造成工事が必要なため、建築のJV企業が担当する。
 新消防庁舎の規模は、庁舎棟が鉄骨一部鉄筋コンクリート造3階建て延べ2449平方b、訓練棟が鉄筋コンクリート造5階建て延べ842平方b。この他、バイク置き場棟、自転車置き場棟、土のう置き場棟、放水壁などを設置する。庁舎棟の1階は車庫をはじめ出動準備室、2階は消防署事務所や職員の仮眠室、食堂、3階は消防本部事務所、災害対策室、通信指令室、発電設備などが入る。2024年度中の完成を予定している。
 23年度当初予算には工事費17億4700万円を盛り込んでおり、24年度予算では11億6600万円の計上を見込む。合併特例債を活用する。
 実施設計は大建設計広島事務所(広島市中区)が担当した。
 なお、現消防庁舎(鉄筋コンクリート造2階建て延べ1630平方b)については、解体撤去も含め跡地の利用方法を今後検討していく。

提供:建通新聞社