メーンスタンド新築は第1四半期に発注 佐世保競輪場の大規模改修を進めている佐世保市は、総事業費を当初39・2億円から45・7億円に増額となると3月議会の企業経済委員会で報告。増額理由について市は、実施設計が完了し、物価高騰の影響によるものと説明した。
2023年度にはメーンスタンドの新築工事を建築、機械設備、電気設備の各工種に分けて制限付き一般競争入札で第1四半期に発注する予定だ。工期はいずれも19カ月を予定している。
整備するメーンスタンドは、S造3階建て面積4839平方b。
新施設は▽1階(無料エリア)・投票所、フードコート、食堂、売店、警備センター、走路審判控室▽2階(無料エリア)・投票所、サポートセンター、授乳室、テラス▽3階(有料エリア)・投票所、ロイヤルルーム、決勝審判室、集計センター、スタジオ、開催本部―を設ける。収容人数は1階に780人、2階に670人、3階に20人の合計1470人。
建物面積について、基本計画では2階テラス部分の面積を含んでいなかったが、実施設計では含めたため、面積が4839平方bとなった。それに伴い収容人数も増となった。
また同工事に係る監理業務も第1四半期に工期19カ月で発注する予定。発注方法は現在検討中。実施設計は鰹シ田平田(本社・東京都港区)が担当した。
このほか今年度には、受変電設備改修、選手管理棟外照明設備改修、選手管理棟外分電盤改修の3工事も一括で第2四半期に指名競争で発注する予定だ。工期は4カ月。
工事期間中も競輪開催を中止せず行う。 22年度の本場開催時には42日間で約3万1000人が来場した。