県営繕課は21日、ヤマタスポーツパーク県民体育館特定天井耐震対策工事(鳥取市布勢)の設計内容を固めた。工事執行額は4億8200万円。建築本体、電気、管工事に3分割して5月末に入札する。
県民体育館メインアリーナを対象にした天井の落下防止対策工は、営繕工事としては今年度の県東部最大物件。
改修手順は、メインアリーナと客席の一部に棚足場、天井内部に吊り足場を仮設して既存の天井下地を撤去。続けて準構造下地2675平方bを新設する。
建築本体の工事費は3億円近くを見積もっており、県内の建築一般A級単独を対象に公募する。
天井改修に合わせた電気設備は、照明灯をLEDに更新するとともに、放送設備、自動火災報知設備を取り換える。工事費は8200万円。県内電気工事A級と準県内業者を対象に公告する。
また機械設備では、空調用ダクトの耐震補強に加えて消火設備を改修する。工事費1億0100万円は、県内の管工事A級が対象。
同課では工事3件を近く審査会に諮って公募条件を正式に決定。月末までに公告し、5月末に簡易評価型総合評価を適用して開札する。工期は来年3月15日まで。
日刊建設工業新聞