西之表市が計画している鴨女町団地の建て替え事業は、2022年度で基本設計を終え、23年度は実施設計と既存住宅の解体に着手する。全体の新築予定戸数はRC造4階建て3棟64戸。概算工事費は18億円程度を見込み、順調に進めば24年度から1期工事に入る。
建設場所は榕城。昭和30年代に建設された城之浜A・Bや周辺にある高浜、榕城などを含めた計6団地を集約化する計画で、21年度の基本計画策定(県住宅・建築総合センター)を経て、22年度は3月末までに基本設計(三反田設計)を終えた。
新築予定戸数はRC造4階建て3棟64戸。内訳はA棟28戸(1485u=2K20戸、2〜3DK8戸)、B棟16戸(927u=2K12戸、1DK4戸)、C棟20戸(1004u=2K16戸、1DK4戸)を想定している。
市では、23年度当初予算で実施設計の委託料約2000万円と既存住宅の解体工事費2500万円を計上。早ければ7月中にも入札を行う。
工事は2期計画で進め、1期(24年度〜)でA、B棟、2期(26年度〜)でC棟を整備する構え。財源との兼ね合いを図りながら事業を進め、27年度の完了を目指す。
23年度の既存住宅解体は、CB造平屋建て3棟18戸(1棟当たり6戸)とW造平屋建て3棟3戸が対象となる見通し。解体設計は堂園設計が担当した。