建設コンサルタンツ協会北陸支部は20日、第41回定時総会を新潟市中央区で開き、任期満了に伴う役員改選を行い、新支部長に開発技建の吉野清文代表取締役社長が選任された。
元北陸地方整備局長を務めた吉野新支部長が登壇し、防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策などに触れながら「身の引き締まる思い。公共事業をめぐる環境は順調だが、コロナ対策や物価高騰対策などによる財政支出がふくらむ中、今後の安全安心を守るためのインフラ整備の予算が気になる。時代の転換期にあり、協会の適切な運営に努めていきたい」と協力を求めた。また、退任のあいさつに立った寺本邦一前支部長は「自然災害の激甚化、頻発化から安全安心な地域づくりに積極的に取り組んできた。魅力ある建設コンサルタント、長時間労働の是正、納期の平準化、担い手確保など引き続き継続してほしい」などと大きな期待を込め、バトンを渡した。
議事では、2022年度事業報告および収入支出決算報告、23年度収入支出予算を原案通り承認。23年度事業計画として、DXの推進を目指し会員の技術力向上のための調査研究やWebを利用した講習会や、建設コンサルタント関係技術資料の検討および研究発表会、業務の進歩改善に関する情報等資料の収集、設計調査関連業受注実態調査の実施および公表、地域社会への貢献活動、発注機関に対する要望活動を行うことを確認した。