愛媛県は2023〜24年度で南予家畜保健衛生所を新築する。八幡浜市と宇和島市にある本所・支所の老朽化対策や機能拡充、県内の家畜防疫体制の強化などを目的に、本所・支所を統合し西予市に移転整備する。上半期中に設備分離で一般競争入札を公告し、11月から25年1月までの期間で工事を進め、25年4月の開所を目指す。
新施設は家畜保健衛生所棟、解剖・焼却棟、防疫資機材備蓄倉庫A棟・B棟、車両消毒設備棟、車庫棟、渡り廊下棟の計7棟で構成する。家畜保健衛生所棟の規模は鉄筋コンクリート造平屋656平方b。その他の棟はいずれも鉄骨造平屋で、床面積は解剖・焼却棟が168平方b、防疫資機材備蓄倉庫A棟が144平方b、防疫資機材備蓄倉庫B棟が120平方b、車両消毒設備棟が17平方b、車庫棟が144平方b、渡り廊下棟が48平方b。建物設計は連合企画設計(松山市)が担当。
23年度当初予算に事業費2億7540万円を計上するとともに、24年度までの債務負担行為として限度額4億1412万円を設定している。
建設地は西予市宇和町稲生257他の敷地約4700平方b。供用後は別事業で旧施設を解体撤去する。
提供:建通新聞社