千葉国道事務所はインフラの老朽化に対応するため、管内全ての道路構造物および道路舗装の補修・修繕計画を作成する。具体的には、橋梁393橋、歩道橋140橋、トンネル26本、大型カルバート16基、シェッド12か所、道路舗装283km(管理延長)を対象に、過年度の点検、補修・修繕等設計の成果を踏まえ補修・修繕の内容や優先度を定め、2024年度以降の事業に反映させる。
13日には「R4千葉国道維持修繕計画検討他M15業務」の簡易公募型プロポーザルを公告した。28日まで参加表明書の提出を受け付け、5月26日に技術提案書の提出を締め切る。委託期間は、7月中旬から24年2月29日まで。
参加資格は、関東地方整備局(港湾空港関係を除く)の土木関係建設コンサルタント業務に係る一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていることなど。設計共同体により参加する場合は、単体企業に求められる条件を満たしている者により構成され、競争参加者の資格の認定を受けていること。また、同種業務として「道路構造物の修繕計画かつ維持管理計画の検討業務」、類似業務として「道路構造物の補修計画の検討業務」の実績を求めている。
業務においては、道路構造物および道路舗装の補修・修繕計画の作成に加え、維持管理費の削減に向けた管理計画の検討を実施。さらに、道路台帳の整備計画、道路管理システムへ登録するデータ整備検討も行う。
管理計画の立案に当たっては、道路清掃、樹木剪定など緑地管理、道路巡回などの効率化やコストの縮減を図るため、維持管理における工夫や新技術の導入などについて提案を求める。