横浜市都市整備局は、市道五貫目第33号線(国道16号線、通称八王子街道)の4車線化拡幅工事に、本年度から本格的に着手する。「道路整備工事(その1)」を4月末に、「道路整備工事(その2)」と「電線共同溝試掘工事」を6月に公告する。国際園芸博覧会が開かれる2026年度までに車道部の整備を完了。その後、歩道と電線共同溝の整備を進め、28年度までに全面供用する計画だ。
「道路整備工事(その1)」では、保土ケ谷バイパス上川井インターチェンジ(IC)のオフランプを2車線に拡幅する。対象は延長約150bで西側に拡幅し、拡幅した車線は右折専用レーンとする。
既存車線は暫定的に左折専用レーンとし、八王子街道の4車線化が完了した段階で、右左折兼用レーンとして運用する。
工種は「土木」で工期は8カ月。
「道路整備工事(その2)」では、旭区上川井町地内の延長約100bの南側を拡幅する。
南側は斜面地であるため、地盤改良を行った上で、拡幅後の道路端に高さ約7bの大型ブロック積み擁壁を設置。斜面を約3000立方bの土で埋め立て、舗装工を施す。
工種は「土木」で工期は10ケ月。単年度工事を目指す。
その1、その2工事ともに設計は横浜コンサルティングセンター(横浜市港北区)が担当した。
24年度は北側の拡幅を行う計画だ。
電線共同溝試掘工事は、日本都市整備(横浜市西区)が担当する電線共同溝設計業務の履行に当たり、道路下の設備の配置状況を確認する。
工種は「土木」で工期は6カ月。
八王子街道は、旧上瀬谷通信施設地区の北部を東西に通る道路。約1900bの区間で現況12〜16bの幅員を22bに拡幅する。拡幅後の構成は車道3・25b×4、自転車通行帯1・5b×2、歩道2・5b×2、中央分離帯1b。
旧上瀬谷通信施設で、民間事業者によるテーマパークの整備が計画され、周辺道路の交通量が増加すると見込まれるため、拡幅を行い渋滞を緩和する。
提供:建通新聞社