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建通新聞社
2023/04/19

【大阪】摂津市 こども園建設工事を10月にも公告 

 摂津市は、新とりかいこども園建設工事の事後審査型制限付き一般競争入札を10月にも公告する。12月に開札し、新園舎建設や現園舎解体などを30カ月で施工していく。概算工事費は約22億6000万円。この工事に先立ち、旧とりかい幼稚園解体工事を事後審査型制限付き一般競争入札で7月に公告する計画だ。
 2021年4月に市立とりかい幼稚園と市立鳥飼保育所が統合して認定こども園に移行、現在は旧鳥飼保育所の建物を「とりかいこども園」として使用している。旧とりかい幼稚園の解体後、跡地に新園舎を建設。25年秋に新園舎を完成させ、現とりかいこども園を取り壊して園庭にする。
 旧とりかい幼稚園解体工事は9月ごろに着手。解体する園舎の規模は鉄筋コンクリート造平屋640平方b。工期は5カ月間。概算工事費は約4300万円。
 新とりかいこども園建設工事では、鉄筋コンクリート造3階建て延べ約2760平方bの新園舎を建設し、現園舎(鉄筋コンクリート造2階建て延べ808平方b)を解体。また、隣接する鳥飼西小学校の敷地と現とりかいこども園の敷地の一部交換に伴う外構工事の他、敷地のセットバックにより新とりかいこども園の東側に面する市道鳥飼西25号線の拡幅工事を行う。建設地は鳥飼西3ノ1ノ2。
 基本・実施設計は日総建(大阪市中央区)が担当。委託期間は2024年3月末まで。
 市は、水害や地震などの災害時に市民の安全を確保する拠点施設の整備を進めており、とりかいこども園建て替えもその一つだ。新園舎は、災害時にこども園の園児、近隣の広域避難が困難な乳児とその保護者の一時的な避難場所として機能する。園庭は、広域避難ができなかった居住者や滞在者の一時的な避難場所になる。平常時は認定こども園、児童センター、つどいの広場として使用される。