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　埼玉県測量設計業協会（及川修会長）は14日、本年度第１回目となる測量研修会を、東松山市民文化センターで開いた。今回の研修では、加工可能な地図データが今年１月23日から公開されたことから、その活用方法をソフトウェアメーカーが説明。参加した70人を超える会員企業の担当者は、それぞれメーカーの形式などに理解を深めた。
　全国の登記所備付地図の電子データは、これまでもＰＤＦデータの閲覧はできたが、今回は地図ＸＭＬフォーマットとして加工可能なデータが公開されたことから、利用拡大による新たな経済効果や社会生活への好影響が期待されていることから、協会の技術調査委員会（吉田順一委員長）が主体となり計画された。
冒頭、主催者を代表して笠原俊也副会長は「活用については各社取り組んでいるが、統一された形式ではないため、本日は各ソフトウェアメーカーから説明していただくことになった。現在、使用しているメーカー以外のものも見ていただき、それぞれ会社に持ち帰って活用してほしい」と呼びかけた。続けて「埼玉県はＤＸを推進しており、昨年は３次元データの発注が多くなった。いずれはＧ空間の中で、多くの人が利用できるようになるが、そのためのデータを作っているのが皆様。われわれ協会としても、会員企業にその業務を担当させてほしいと県にお願いしている。そのためにも、データの扱い方法を皆様に知ってほしい」と研修の意義を強調した。
　研修では、アイサンテクノロジー、トリンブルパートナーズ埼玉、福井コンピュータのソフトウェアメーカー３社が、地図ＸＭＬのダウンロード方法や活用について説明した。