刈谷市は、猿渡公園(ミササガパーク)の特長を生かした再整備と、さまざまな課題への対応を目的に、Park―PFI(公募設置管理制度)と指定管理者制度を合わせて導入し、事業者を募集した結果、エリアワンを代表とするエリアワングループに決定。3月議会で承認された。
今後は、設計協議を進め、6月から2024年3月の期間で工事を実施。24年度4月頃の供用開始を見込む。
詳細は今後進めていく設計協議の中で詰めるが、主な公園施設としてベーカリーカフェやドッグラン、公園管理事務所、インクルーシブな遊び場に対応した遊具、デイキャンプ場施設などを提案概要に挙げている。
その他、公募対象公園施設を中心に駐輪場、公園管理事務所などを配置する「集中配置型」を提案しており、来園者の移動し易さと複数施設の利用を相互に促す工夫がされた。また、近くにステージを設置することで、賑わいと施設利用の相乗効果を狙っている。
施設の整備計画については、メイプルリーフのモニュメントをフルカラーでライトアップする他、ベンチとしても利用できる駐輪場を設置するなど、新しい公園としての再生を印象付ける提案があったとしている。
提供:建通新聞社