ホテル側「建設するかも含めて検討」
飯山市の江沢岸生市長が4月17日の記者会見で、駅前のホテル誘致に関して市の補助金を支出しない方針を明らかにしたことを受けて、飯山ホテル側は「計画を実施するかも含めて総合的に検討していきたい」とし、「なるべく早く議論を重ねていく」との方針を示した。翌18日に飯山ホテル株式会社の担当者が本紙の取材に答えたもの。
建設運営事業者の姿勢を待つ
「協議次第では補助金ゼロではないかも」
現在、補助金不支出の方針を示した市側は、建設と運営を予定する飯山ホテル株式会社の姿勢を待つ状況だが、江沢市長は同社が建設を進めることについては「協力していきたい」との考えを会見で述べており、事業費約15億円の3分の1にあたる約5億円の補助に対しては「協議次第では補助金の執行の可能性は0%とは言えないーかもしれない」と今後に含みを持たせている。
飯山ホテルは、地上8階建ての整備予定規模。部屋の広さやバリエーションを豊富にするため客室数は60室とし、1室32uの広い客室も計画されている。
フロア構成は、1階にロビーやフロントのほか宿泊者以外にも開放する飲食施設を配置。2階から4階はフィットネス施設や温泉施設、5階から8階はすべて客室としている。
提供:新建新聞社