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前橋市は、２０２３年度の小中学校施設等整備事業概要を示した。永明小学校へのエレベーター設置工事は６〜９月に一括しての公告を予定。この他の工事としては、トイレの大規模改造を小中学校合わせて10校、空調設備の更新・新設は小学校12校などを計画。上期中に順次、工事を発注していく。事業費は２０２２年度３月補正予算で約25億円、当初予算分で約６０００万円を計上している。
永明小学校へのエレベーター新設はバリアフリー化が目的。床面積50�u規模のエレベーター棟を新設し、昇降機１期を整備する。設計は勝山工務所（前橋市）が担当した。また、木瀬中学校で新たなエレベーターの設置に向けた設計業務の委託も予定。22年度に設計を委託した永明小学校と同時期であれば、９月ごろに委託となる。
例年進めている校舎長寿命化改修工事は桃木小学校と二之宮小学校が対象で、２校ともに建築工事を５月８日に開札する。議会案件となり、６月議会へ契約議案の上程を予定している。残る機械設備工事と電気設備工事は追って公告する。
３月補正予算で計上したのは、エレベーター棟の増築と合わせた校舎長増改築事業７２８０万円の他、小学校校舎等大規模改修事業21億８３７０万円、中学校校舎等大規模改修事業３億１１３０万円となり、主に工事費へ充てられる。当初予算で計上した小学校校舎等大規模改修事業には空調更新・新設実施設計委託料１４４０万円、トイレ大規模改造実施設計委託料１０５０万円が含まれている。中学校では体育館空調新設実施設計３０００万円やトイレ大規模改造実施設計６６０万円などを確保している。
この他の主な工事は次の通り。
【トイレ大規模改造】
床の乾式化や便器の洋式化などを内容とした工事を計画。対象となるのは◇若宮小◇中川小◇時沢小◇原小◇永明小◇二之宮小◇桃木小◇箱田中◇鎌倉中◇第七中−の計10校。工事は１校ごと、上期中に発注したい考え。
また、来年度以降の施工に向けた設計を◇東小◇桃川小◇駒形小◇広瀬小◇月田小◇芳賀中◇東中◇荒砥中−の８校で予定。委託時期は６〜９月ごろを見込んでいる。現在、何校かまとめて委託するか、１校ごととするかの検討を進めているところ。
【校舎外壁落下防止工事】
塗装や防水などを内容とした改修を予定。工事を行うのは◇桂萱東小◇桃川小◇勝山小◇新田小◇木瀬中−の５校。学校ごとに上期中に発注する。
設計は敷島小、二之宮小、桃木小の３校で委託する方針。
【校舎等照明改修工事】
照明設備の老朽化に対応するとともに、ＬＥＤ化を図る。工事は◇桃木小◇二之宮小◇若宮小◇中川小◇時沢小◇原小◇永明小◇第七中−の計８校。６〜９月ごろの公告を予定している。
【空調設備更新・新設工事】
９月までに◇山王小◇石井小◇滝窪小◇桂萱東小◇勝山小◇東小◇新田小◇二之宮小◇宮城小◇白川小◇清里小◇元総社北小−の計12校でそれぞれ工事の発注を見込んでいる。
設計は◇細井小◇駒形小◇大室小◇滝窪小金丸分校◇中川小◇大利根小◇大胡小◇荒牧小◇城東小−が対象。第２四半期の公告を予定しており、学校ごととするか、まとめるかの検討をしている。
【体育館照明落下防止工事】
体育館の照明をＬＥＤに転換する。工事は◇石井小◇時沢小◇白川小◇第一中◇第七中−の５校が対象。学校ごとに９〜12月の発注を予定している。
【体育館空調新設実施設計】
委託するのは◇第一中◇みずき中◇第五中◇桂萱中◇元総社中◇東中◇木瀬中◇荒砥中◇明桜中◇箱田中−。第二四半期の公告を予定している。