新潟県土木部監理課は14日、上越市高土町−上島地内「3・3・4飯門田新田線上越大橋P3橋脚補強工事」を、6億3480万円で田中産業・相村建設JVに落札決定した。
4日に総合評価落札方式(技術評価型)の制限付き一般競争入札で開札し、同社は応札2社中、1番札だった。
1983年に供用した上越大橋は、上越都市計画道路3・3・4号主要地方道上越安塚柏崎線に位置し、1級河川関川を渡河する。主要地方道上越新井線と国道18号、上越魚沼地域振興快速道路の寺ICを結び、広域ネットワークを形成する東西幹線道路。高田周辺地域の関川渡河部において、唯一4車線で都市計画決定されている路線で、上越市内の各地域を連絡し、日常生活や広域交流などを支える重要な役割を担う。
工事概要は橋脚工(RC巻立て工)1基、基礎工(場所打ち杭工φ1000ミリ)10本、仮締切工一式。技術提案書では施工上の課題に関し「橋脚補強工事の場所打ち杭基礎工事について、杭体の品質および出来形を確保するための施工方法」を4提案まで求めていた。工事施工調整会議および3次元データのICT活用工事の対象案件。県議会6月定例会での工事請負承認を諮り、工期は770日間。
設計は開発技建(新潟市中央区紫竹山7丁目)が担当。