松山市は2023年度、松山総合公園内に「動物愛護施設(仮称)」を整備する。動物舎を新設するとともに、管理棟を改修し啓発スペースを設ける。上半期に工事発注し、年度末の供用を目指す。
動物舎の規模は木造平屋約200平方b。飼育スペースを広げ、収容できる犬や猫を現在(市役所第4別館)の60頭から2倍程度(犬15頭程度、猫90頭程度)に増やす。また動物の診療室を新しく設け、応急処置など簡単な治療ができるようにするとともに、収容動物と里親希望者とをマッチングするスペースを設け、譲渡につながりやすい環境を整備する。
管理棟の改修面積は約110平方b。1階と4階の一部を啓発スペースとし、動物に関連するモニターやパネル展示の他、しつけ方教室や譲渡前講習会などのイベントを実施する。
事業費は2億8081万円。動物舎の設計は市直営、管理棟改修設計は日企設計(松山市)が担当。工事は新築と改修を別途で、また各工事を設備分離で発注する予定。所在地は朝日ケ丘1他。
提供:建通新聞社