瀬戸内市は、事業者・雇用者双方を支援するビジネス拠点となる「地域ビジネス支援センター(仮称)」新設の基本設計の入札を早ければ上期に行い業務を委託する。産業施設整備事業として2023年度当初予算に基本設計委託費2200万円を盛り込んだ。
同事業はJR邑久駅前広場整備に伴う瀬戸内市商工会(瀬戸内市邑久町山田庄182ノ4)の移転と一体となって行われる。建設地は邑久町尾張にある市役所西庁舎の西側に隣接する農地約2500平方bで、県道瀬西大寺線沿いの邑久駅南交差点付近。敷地は移転する瀬戸内市商工会が取得して造成し、施設は市が新築する。
計画では鉄骨造2階建て延べ1500平方b程度の施設でホールや大会議室を備える。施設には移転する同商工会を中心に産業団体や市庁舎内にあるハローワーク出先機関のジョブスポットせとうちの集約を想定。駐車スペースも設置する。
同商工会では、敷地の農地転用手続き中で許可が得られれば5月中にも用地取得契約を締結する。用地取得後、造成の調査・設計と埋蔵文化財調査を6カ月程度で終えたい意向。敷地は県道面から低く、1b以上は地盤盛土が必要で、年内には会員企業の中から施工者を選定し造成工に着手したい考え。
基本設計の納期は6カ月程度を見込む。23年度に実施設計を委託することも検討している。24年度予算で建設費を確保して工事着手したい考え。着工時期によっては複数年度にまたがる可能性もある。
市が計画するJR邑久駅前広場整備に伴い同商工会の移転は数年前から計画されていた。移転後に建物は解体され駅前広場用地となる。施設概要は鉄筋コンクリート一部鉄骨造2階建て事務所と木造2階建ての倉庫で総延べ床面積は約425平方b。
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提供:建通新聞社」