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滋賀産業新聞
2023/04/18

【滋賀】米原市 坂田小学校の長寿命化整備

 米原市は、22年度に整備完了した双葉中学校に続いて市学校施設長寿命化計画に基づく長寿命化整備に取り組む宇賀野地先の「坂田小学校」について、3月議会で他の2校と合わせ3校分の工事費計3億3460万円の追加補正が措置されたことを受け、22年度完了した基本・実施設計に続き順調にいけば23年度7月までをメドに初弾として、仮設校舎の建築と校舎の一部改修工事を合わせ現段階では建築工事1本の入札で発注し、9月議会での議決を経て着工したい考え。電気設備・機械設備の工事は行うが現時点で発注は後年度となる見通しで、25年度までの3ヵ年で進めたい計画。
 23年度当初予算から前倒し措置したのは、坂田小学校と米原小学校、大原小学校の計3校分としての小学校施設維持補修工事費計3億3460万円と、同3校分の設計監理委託料計530万円、坂田小学校用地購入費4289万円他を含めた小学校施設維持補修事業費総額3億8290万円。設計内で確定した計画に基づき、全3期の整備予定で23年度当初に計上した予算が国補正予算の内示に伴い前倒し措置となった。
 仮設校舎設置工事の設計業務は22年度、水原建築設計事務所(彦根市)に委託(22年7月1日開札)し、2月10日までの期間で完了している。同じく水原建築設計事務所に21年度委託した校舎等施設の長寿命化改良工事に係る基本・実施設計では、コンクリート躯体や外壁の健全度の増強、内装・外装・設備・断熱・バリアフリー・トイレなどの全面改修による安心・安全の確保、学習環境の向上を目的に、年度ごとの改修範囲、改修時期(工期)、改修項目、仮設計画、概算工事費―等の基本設計と、それに基づく実施設計を3月17日までの期間で完了している。
 米原市立坂田小学校(宇賀野)の既存施設は、敷地面積7786平方bに複数棟から成る総延床面積5450平方bの建物を配置。建物の内訳は▽普通教室棟(78年築)=RC造2階建(3階棟屋有)、延1861平方b(一部エレベーター棟36平方b[08年築]、S造渡り廊下18平方b[78年築]、S造印刷室・更衣室[96年築]を含む)、▽普通教室棟(98年築)=RC造2階建、延368平方b、▽普通教室棟(14年築)=軽量S造2階建、延564平方b、▽玄関・渡り廊下棟(78年築)=RC造2階建、延433平方b(一部3階高架水槽室42平方b[78年築]を含む)、▽管理・特別教室棟(78年築)=軽量S造2階建、延1364平方b(一部印刷室・更衣室S造39平方b[96年築]を含む)、▽体育館棟(77年築)=軽量S造平屋建、712平方b、▽その他付属施設(LPG庫、プール付属棟、機械室棟、屋外便所)―で構成。

提供:滋賀産業新聞