県東部農林事務所八頭事務所は、2023年度に12件程度の林道や「とっとり出合いの森」拡張工事などを発注する。総額5億円の工事を準備しており、鳥取市桂見で整備する出合いの森については公園内の土工を5月にも発注する見通し。
林道開設は、林道桑原河内線・鳥取市青谷町澄水工区、林道篭山線が山口工区(鳥取市用瀬町安蔵)。林道嶽山線は八頭町の妻鹿野工区。林道中ノ津線は智頭町の中原工区、同町芦津工区。林道因美線は、智頭町東宇塚の奥本工区で計画している。概算工事費は、澄水工区が5000万円、山口工区5000万円、妻鹿工区7000万円、中原工区1000万円、奥本工区6000万円、芦津工区5000万円。発注時期は5月に妻鹿野工区、奥本工区。6月に中原工区。8月以降に澄水工区、東宇塚工区などを発注する見通し。
法面保護工は、林道中ノ津線の中原工区が2700万円で9月発注。林道因美線の智頭町東宇塚工区が4000万円で8月。舗装は林道根安舂米線・根安工区が3000万円で5月発注。林道因美線の西宇塚工区が1800万円で今年秋の着工を目指す。
また、仮称・とっとり出合いの森拡張工事は旧鳥取少年自然の家跡地を活用して公園を中心にした整備に乗り出す。工事は、広場造成3300平方b、進入路850b、公園内の管理道路600b、駐車場整備(50台)のほか、トイレや休憩舎、展望施設(71平方b)、芝滑り台などを今年度から2カ年で整備することにしており、土木工事の多くを同事務所が受託している。今年度に発注する工事は、園内の道路新設を中心にした土工が1億円を見込んでおり、5月の公告を目指している。このほか、懸案だった市道美術館通り線についても一部の工事に入る見通し。
日刊建設工業新聞