関西ペイント(大阪市中央区今橋2ノ6ノ14)が、みよし市にある名古屋事業所内で新工場の建設を検討していることが分かった。着工時期や規模は未定。同事業所では2031年に第3工場の除却を計画しており、施設の老朽化に対応するとともに、生産能力の維持を図る。
同社は22年4月からの第17時中期経営計画で、「サプライチェーンの刷新」として15年間で合計1300億円を投じ、全国の拠点を3地区に集約する考えを示している。刷新計画の詳細は明らかにしていないが、第3工場の解体と新工場の建設の検討は、この一環として進めているようだ。
名古屋事業所の所在地は、愛知県みよし市莇生町平地1。第3工場の除却は、31年6〜12月の約6カ月間を工期としている。同工場は、愛知県が実施を義務付けている要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断で、倒壊の危険性が指摘されていた。
提供:建通新聞社