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　成田市は、旧津富浦小学校を除く大栄地区の小学校跡４施設について、土地・建物を利活用する民間事業者を年度内に公募型プロポーザルで選定する方針だ。各施設の活用方法などは、選定事業者との協議により決定する。２０２１年に実施したサウンディング型市場調査では、地域の高齢者向けの複合型福祉施設、障害者向けの生活介護施設、特産物の直売所、日本文化の体験施設、訪日・在日外国人と地域住民の交流拠点、外国人技能実習生を対象とする入国後講習施設（宿泊型研修センター）、公共交通機関の利用者向けのパークアンドライド拠点などの提案があった。
　サウンディング型市場調査ではそのほか、土地や建物の一部のみの利用を想定する事業者同士のマッチング、老朽化した設備の修繕、短期の契約期間などを求める意見が寄せられた。また、グラウンドにおいて、再生可能エネルギーによる発電施設、災害時にも送電可能な蓄電施設を含む発送電拠点、子育て世代などの移住・定住を促進する施設を整備する案が挙がった。
　小泉一成市長は、３月定例議会で「小学校区を単位とした地域ごとに、順次説明会を実施しているところであり、地域の要望を踏まえながら小学校跡地の利活用の検討を進める」とした。
　対象となる小学校は、学校規模の適正化を図るため、21年３月に閉校した。なお旧津富浦小学校は、土地の８割が民有地であるため、利活用の対象外とした。
　施設の概要は次の通り。
　〔▽施設名＝�@所在池�A敷地面積�B主な建物〕
　▽旧大須賀小学校＝�@伊能５４７�A１万８８４０�u�B校舎棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積１１７２�u、１９７４年11月完成）、特別教室棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積９７１�u、２０００年２月完成）、体育館棟（Ｓ造平屋建て、床面積５４１�u、１９７９年１月完成）
　▽旧桜田小学校＝�@桜田９４１�A６７１２�u�B校舎棟（ＲＣ造３階建て、延べ床面積２４８６�u、85年７月完成）、体育館棟（ＲＣ造一部Ｓ造平屋建て、床面積８７８�u、２００６年２月完成）
　▽旧前林小学校＝�@前林43�A８８０８�u�B校舎棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積１６１８�u、１９７７年３月完成）、特別教室棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積４０４�u、２００２年１月完成）、体育館棟（ＲＣ造平屋建て、床面積８８９�u、01年２月完成）
　▽旧川上小学校＝�@多良貝２４５―３０８�A１万４７５１�u�B校舎棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積１６８１�u、１９７５年12月完成）、特別教室棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積６３１�u、２００３年２月完成）、体育館棟（ＲＣ造２階建て、延べ床面積６６４�u、１９７９年８月完成）