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日本工業経済新聞社(群馬)
2023/04/14

【群馬】伊勢崎市が豊受公民館の改修設計を早期に委託

伊勢崎市は豊受公民館(馬見塚1296)建て替え事業について、早期の設計委託に向けて準備を進めている。建設地は現況施設の南側となり、施設規模は既存施設と同等の約730u規模を想定している。2023年度は合わせて、建設地の盛土工事も行う方針。当初予算には設計業務等委託料3830万円、盛土等工事費538万9000円を計上している。本体工事は24年度の発注を見込んでいる。
現在の豊受公民館は、1972年の建設。RC造2階建て、延べ床面積495uの本館とW造平屋、床面積231uの別館で構成。本館は1階に事務室や料理実習室、図書室兼会議室、2階部分は会議室と和室などが整備されている。また、各階に男女トイレが備わっている。
別館はホールや和室などを備えている。建設から50年以上経過したことで施設の各所が老朽化しているほか、バリアフリー化などの課題があることから建て替えが計画された。
既存施設は、県道綿貫篠塚線と敷地北側で接している。また、南側は旧豊受小学校跡地と隣接しており、新施設の建設地は現在の公民館の南側、旧豊受小学校跡地西側となる。
新施設の規模は、本館と別館を合わせた約730u規模を想定。施設内については、既存施設の機能に加え、大規模地震など災害発生時の拠点となるよう自家発電設備や燃料電池の設置を検討、図書室には学習スペースなども備えたい考え。この他、施設全体でバリアフリー化やユニバーサルデザインを採用する方針。構造や階数などは設計の中で詰めていくとしている。
23年度に設計を作成し、24年度に本体工事へ着手。単年度で完成させ、25年度の供用開始を予定している。既存施設については、新施設が完成する25年度以降に解体する方針としている。