東北電力新潟発電技術センターが計画する「加治川発電所ダム下流導流壁他改良工事」は、熊谷組が受注し、順調にいけば2025年3月19日の完了を予定している。
加治川発電所ダムは1962年(昭和37)12月に運転を開始し、最大出力は1万7000kW(常時1300kW)を誇る。今工事では洪水吐の導流部や、減勢工にある導流壁などを改良し抜本的な改善を図っていく。導水路については総延長約8100メートル、主要導水路が圧力トンネル、調圧水槽は単動式サージタンク、水圧鉄管、放水路(圧力トンネル)、水車、などの各設備がある。発電形式はダム水路式で有効落差が約200メートル。施工場所は新発田市滝谷地内。