日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/04/13
【埼玉】埼玉県建設業協会 新入社員研修に46社136人参加
埼玉県建設業協会(伊田登喜三郎会長)は、会員企業を対象とした2023年度新入社員研修を11日から県民活動総合センター(伊奈町)で開始した。新型コロナ対策として11・12日、13・14日の2回に分けて、それぞれ13社69人(うち女性10人)、33社67人(同13人)の合計46社・136人が参加した。会社数・参加人数とも前年度実績を上回った。島村健副会長は「建設業を将来に渡り持続させていくためには若い人の力が必要。皆さんに大いに期待している」と呼びかけた。
この研修は、社会人、企業人としての心構え、礼儀作法をはじめ、建設会社の社員に必要な基礎知識を習得することが目的。講師は富士教育訓練センターの花輪孝樹氏が務めた。
11日の開講式で島村副会長は「お集まりの皆さんは4月から建設業界に就職されたが、建設業は人々の生活や産業の基盤を整備するとともに、災害時には地域の安全を守っており、社会にとって欠くことのできないものだ」と建設業の果たす役割の重要性を強調。
続けて「学生時代と違うのは、皆さんの行動が皆さんが所属する会社が行ったものとみなされ、責任も増してくること。仕事は楽しいことばかりではなく、苦しいことやつらいこともある。最初のうちは仕事を覚えるだけで精一杯だと思う。しかし苦しさやつらさを乗り越えるたびに力が付き、できる仕事が増えておもしろくなってくる。研修でさまざまな気付きとともに、素晴らしい仲間が得られるはず。積極的に研修に励んでいただきたい」と有意義な研修となるよう期待した。