上越市は12日、DB方式「キューピットバレイ新第2リフト建設事業」を総合評価落札方式の一般競争で公告した。
参加表明書は5月12〜17日、提案書および入札書は6月28日まで受け付ける。単体またはJVが対象、主な資格は「機械器具設置」の特定建設業許可を受け、国内に本社、建設後のメンテナンス等に支障のない範囲に本社または営業所を有し、索道施設の施工実績があることなど。7月中旬にプレゼンおよびヒアリング、下旬に落札者を決定。市議会9月定例会で承認を得て、正式契約締結となる。
業務範囲は調査、設計、各種許認可等申請および支援、工事監理、建設工事(施設建設、造成外構、備品含む)、既存施設の解体工事、その他本施設整備に必要な業務。新第2リフトの主な仕様は、リフト長1600メートル(現状1000メートル)、索道方式は単線自動循環式高速リフト、搬器定員は4人以上(現状4人)で毎時輸送量は1600人以上、制御はインバーター制御方式、豪雪地仕様。ソレイユコース下部から乗り込みが容易な最適位置に山麓駅舎を設置する。予定価格は13億9500万円、低入札価格調査基準は85%未満に設定されている。事業期間は9月末ごろから25年11月末までとし、12月の供用開始を目指す。
休止中のゴンドラおよび第4ペアリフトを今後も供用再開せず、第2クワッドリフトを更新・延伸する。これにより、ゴンドラを含め5本あるリフトが3本に減り、運行コストが軽減されるほか、部品の汎用性を高めることで現在の第2クワッドリフトよりも維持管理費を抑えられるという。