曽於市は、末吉町諏訪方にある旧末吉農業改良普及所の桑園跡地に新たな学校給食センターを建設する。現存の4カ所を統合した施設として整備するもので、建物規模はS造平屋建て1976uで計画。設計は既に終えており、2023年度は約11億円を充て本体工事等を発注する。入札は造成が6月ごろ、建築本体(設備分離)は7月ごろとなる見通しで、建築は2社JVでの発注が想定される。
事業は、老朽化が進む既存の学校給食センター2カ所(大隅、財部)と自校方式の給食室2校(末吉小、末吉中)の計4施設を統合し、旧末吉農業改良普及所の桑園跡地(約6000u)に新たな施設を整備するもの。19年度に基本計画を策定し、22年度までに設計を終えた。建築本体の基本・実施設計は東条設計が担当。造成測量設計はコスモコンサルタンツ、地質調査は九大地質コンサルタントが行った。
23年度は、当初予算で約11億円の工事請負費を計上し、発注に向けた準備を進めている状況。順調に進めば、造成は6月ごろ、本体工事(設備分離)は7月ごろの入札を視野に入れる。建築本体は2社JVでの施工が想定され、設備は電気と機械を各2工区ずつ、ほか厨房機器も固定設備と可動設備に区分する見通しだ。24年2月以降は、外構工事も別途発注する。
給食数は約2800食/日。国の学校給食衛生管理基準を踏まえて整備し、24年9月の供用開始を目指す。